リビング・ダイニング窓一面にウッドブラインドは光を遮りつつ、スラットの間から風を通すこと可能です。
雰囲気に応じて自然の風を感じる住まいのための工です。
ウッドブラインドの風合いは、高級感を感じさせてくれます。
ダイニング・キッチン キッチンは壁に向けたI型とすることで、リビング・ダイニングから区切ることなく
一続きの大きな広々とした印象としています。

築15年の中古マンションの一室をリノベーションし、省エネルギーな住まいと広々としたリビングルーム、そして、アジアンな雰囲気の住まいを要望としていただきました。
「東南アジア風の雰囲気」にしたいという希望のため、床やドアや家具には落ち着いた色の南洋材を使い、壁はあえてムラのあるコンクリート調の塗装とし、リラックスした雰囲気を出すために間接照明を多く使って柔らかな光を演出しました。

もう一つのこだわりは、自然素材を使った人に優しい安全安心な住まい、そして断熱性を高めた地球に優しい省エネ住宅であることです。床には素足で触れて気持ちのいい無垢の木材を、壁には吸放湿性がある漆喰を使い、天井には自然素材の塗料で塗装を行うなど、自然素材の使用にこだわりました。そして、窓ガラスは二重サッシにして壁や床には断熱材を入れることで冷暖房の使用量を減らし、『夏涼しく冬暖かい』環境を作り、地球に優しい住まいを目指しました。

また、新型コロナ感染症の予防対策のため、そして新しい生活様式に対応するため、大きめの玄関収納スの設置、照明と水道の自動化、自然風での換気、テレワーク用のワークスペースの確保など、様々な点を工夫して設計しました。詳細はこちらのページをご覧ください。
(こちらのお家は、住宅ウェブサイト「SUVACO」の『注目の事例』に掲載されました。)

(2021年竣工 埼玉県熊谷市)

リビングソファーへのスポットライトや観葉植物のアッパーライトにより、
光の陰影を強調することで、空間にメリハリをつけ演出的にしています。
ダイニング 東南アジア原産のラワンの建具や集成材を利用し、壁はコンクリート調の塗装とし、
風の通り抜ける気持ちよいアジアの外のテラスをイメージしています。

リビング・ダイニング
リビング・ダイニング 正面の既存の大開口サッシの内側に木製のガラス戸を増設しています。
木の雰囲気を感じつつ、断熱性能を大幅に向上させています。
又、間接照明を利用することで、柔らかい部屋の印象とします。
リビング・ダイニング キッチンとの境界に縦格子を設置し、すっきりとした印象を強調しています。
リビング・ダイニング リビングの床は1段高くすることで、ソファーに座ったとき、
バルコニーの手摺を気にすることなくの外の景色への視線を誘導します。
リビング・ダイニングの間仕切りを閉めた状態
(テレワーク用に防音性&プライベート性のあるワークスペースとして、リビングとダイニングの間に可動式の間仕切りを設けて2つの部屋に仕切れるように設計しました。)
リビング・ダイニングの間仕切りを開けた状態
(テレワーク用に防音性&プライベート性のあるワークスペースとして、リビングとダイニングの間に可動式の間仕切りを設けて2つの部屋に仕切れるように設計しました。)
寝室1
寝室1のワークスペース
(テレワーク用に防音性&プライベート性のあるワークスペースとして、寝室の一角に小さな書斎を設計しました。)
寝室2  収納量の確保のため床を一部上げることで、収納空間を確保しています。
子供部屋 写真左収納との間仕切りはカーテンとしています。壁一面をカーテンの布の風合いを
活かして、柔らかくやさしい雰囲気の部屋としています。
トイレ アクセントにエメラルドグリーンのタイルを採用しています。
洗面所
(玄関から洗面所までの照明をセンサー式に+水道を自動水栓にして、外から帰った後に照明スイッチや蛇口に触れずに手を洗えるようにしました)
バスルーム
廊下 この家の顔として、ラワンの建具とコンクリート調の塗装で落ち着いた印象としつつ、
小棚や照明でゲストを迎える演出をしています。
(玄関から洗面所までの照明をセンサー式に+水道を自動水栓にして、外から帰った後に照明スイッチや蛇口に触れずに手を洗えるようにしました)
玄関
玄関脇の収納スペース
(上部にハンガーラックがあり上着や帽子が掛けられ、下部は宅配サービスボックスやカバンが置けるようになっています)

リノベーション前の様子

設計データ

建設地: 埼玉県熊谷市 竣工年: 2021年
用途: 住宅構造: RC造15階建て
規模: 82.18㎡施工: 松坂屋建材(株)
設計・監理: 島田義信建築設計事務所