修繕工事の現場見学
先週ですが、絹産業の遺産として世界遺産に登録された、
群馬の藤岡にある、
「高山社跡」の工事現場へ伺う機会がありました。
高山社とは、明治時代以降、良質な絹の生産の研究、指導を
行っていた場所。
全て解体して、組み直す、大掛かりな修繕工事中でした。
作業場では、大工さんのお話を聞くことができました。
古い木造建物の柱などの構造材で、腐朽が著しい場合は、
柱を新しく部分的に取り替えます。
構造材には地震や風から様々な力がかかるため、
その継ぐ部分がとても難しいです。
写真は「金輪継手」
そして、腐朽が部分的な場合には
簡易な「十字目字継ぎ」
いずれも、外観ではよく見るのですが、
継手の断面を間近で目にすることは初めての機会でした。
大工さんにいろいろお話きくこともでき、
充実した時間でした。工事はまだ、2年ほど続く、、、とのこと。
しかも、予算次第。いつでも来て良い!とのこと。うれしいです。
このツアーは、商工会議所の関東ブロック大会の
富岡での分科会で隣の、藤岡の青年部の
メンバーによる設えでした。
道中、とてもお世話になりました。
富岡は人口5万弱の小さな街ですが、
見ごたえの多い、
世界遺産の製紙場や現代建築も多く、駅や、
美術博物館、商工会議所、市役所、、、、
有名建築だけでなく、
子供向けのサファリパークなども!また行きたいです。